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2010年11月

山陽本線　須磨〜須磨海浜公園　2010年月日

国鉄特急形気動車による定期運用が本州から消滅した。 残るは、キハ183系の北海道、キハ185系の四国･九州のみとなる。 東海道･山陽本線の沿線に住むようになってずいぶんと経つが、 ぼくの中で、気動車特急といえば「はまかぜ」だった。 地元では、キハ82系は辛うじて見た記憶がある程度で、 真っ黒なラジエーターを連ねたキハ181系が代名詞的存在であった。 40年以上もの長きを走り続けた車輌も居たという、京都総合運転所のキハ181系。 奥羽本線・中央本線・山陰本線・伯備線...、流転の歴史の最後は関西地区であった。 「最後は栄光の特急色で」との思いも空しく、いつも通りに走り去っていった。 色は変われど、重厚な走りは健在である。 幾多の改造を受けた「今」の姿にこそ、歴史が宿っているのかもしれない。 長い間、お疲れ様でした。

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